ちょこッとコラム

u-82006-08-11

今日8月11日〜13日までコミックマーケット70が東京ビッグサイトで開催されます。
残念ながら自分は行く予定はないのですが、その間に少し"オタク"文化について書いてみようかなと思います。


ミックマーケットとは毎年8月と12月の年二回東京ビッグサイトで開催される。
その内容はアマチュア製作による物品、同人誌と呼ばれるものの即売が主流である。
同人誌とは既存の漫画、アニメ、ゲームなどをモチーフにした2次創作の漫画を主とした冊子のことである。
このためこういったイベントのことを同人誌即売会などと言うこともある。
最近では冊子に限らず、CDやフィギュア、コスプレ衣装などさまざまな媒体で即売が行われている。
また、アマチュアによる製作物品の販売のみならずプロの作家や企業なども多く参加しており、サブカルチャーの祭典として日本最大級のものとなっている。


加者は年々増加傾向にあり、2004年夏のサークル(物品を販売する個人、団体の単位)参加者数は3万5000サークル、一般参加者数は50万人を越えたという。
会場は長蛇の列、人の海となり買い物をする身動きも間々ならないような状況が繰り広げられる。
即売のほかにもコスプレなどの披露の場でもあり、コスプレイヤーやカメコが挙って集う場でもある。
コスプレは即売とは別会場で行われ、独特の雰囲気をかもし出している。


ういった同人誌即売会は東京のみならず各地で行われている。
東京近郊ではコミックマーケットサンシャインクリエイションなどが有名であり、サークル、一般参加者数もかなりの動員数を誇る。
特定ジャンルでの即売会はオンリーイベントと呼ばれ、特定の漫画なりアニメなりの同好の志が集まる。
このような即売会の中でもコミケは最大手のイベントであり、他のイベントには見られないようなジャンルが参加していることでも有名である。
例えば文学作品、伝統工芸、航空機と言ったものの研究冊子やルポルタージュなどさまざまである。
数年前に高齢の職人の方が実に艶やかな和人形を売っていたことがニュースになっていたこともあった。


ミケを総じて「オタクの祭典」などと称することがあるが、割合としてオタクと呼ばれる人が多いのは確かであるが、その実はさまざまなサブカルチャーの総合祭典であるということなのである。
興味を持った方は是非一度行ってみてはいかがであろうか。
ただし、冷やかしや「きんもーっ」などと言わない様に。