ちょこッとコラム2

u-82006-08-12

今日はコミケ2日目、知り合いも結構な数サークル参加や一般参加で行くそうです。
自分は同人誌にあまり興味がないのと、あの人ごみは苦手なので行きませんが・・・。送り出しはしたものの差し入れを持っていくべきか・・・否か・・・。
さて今日はコミケに続くオタクの聖地と呼ばれるアキバについてちょっと書いてみましょう。


葉原は東京都千代田区外神田の一帯のことを言う。JR、東京メトロ日比谷線つくばエクスプレス秋葉原駅東京メトロ銀座線末広町駅、神田駅などが最寄り駅である。
地図上で見ると秋葉原駅を原点として路線が関数のグラフのようになっているように見えることは有名である。


般的に秋葉原と言えば秋葉原駅から電気街口を抜けて出た秋葉原電気街の事を指し、「世界一の電気街」「電気製品が安い」という印象が強い。
しかし、最近ではオタクの街「アキバ」などと呼称されることが多い。そしてその「アキバ」に集うオタクは「アキバちゃん」「Aボーイ」などと呼ばれる。
そのアキバではアニメ、ゲーム、同人誌といったもの、メイド喫茶が主な名産品として取り上げられることが多い。


キバをどうやって知ったか、という問に対して主な人は「電車男」を挙げる人が多いと思う。自分の母親ですら知っているぐらいである。
大ヒットした電車男効果によりアキバ=オタク=アニメ、ゲーム、漫画、メイド喫茶などと言ったイメージが完全に定着し、最近では観光ツアー(もっとも外国人観光客は昔から居たが)を組む旅行会社もあるという。
都市部にわざわざ出かけなくても衛星都市郊外に家電量販店が出来た今にもかかわらず高度経済成長期の家電三種の神器を買い求め現れるかのような家族連れまで最近では多く見かける。


のような現状に自分は正直うんざりしている。
自分は秋葉原は基本的にパソコンのパーツを買いに行く場所である。多くのパソコンオタクの類に外れず自分もアニメ、ゲーム、漫画を好む傾向にあるのは事実である。
しかし、テレビで大々的に取り上げられるようになってからは今までとは違う客層、住人になってしまった。
大型家電量販店、大型ディスカウントストアの建設、小規模店舗の相次ぐ閉鎖、秋葉原はどんどん変わっていっている。
秋葉原がオタクの街となった理由はそこにオタクが集いやすかったこと、そしてポストモダン的な思考を持つものが多いオタクが都市というものを個人の部屋のように歩けることが一番の理由であると考える。
都市でありながらアンダーグラウンドな世界が広がる秋葉原は実に居心地がよかったのであろう。
官から民、そして個へと昇華しいった秋葉原はある意味闖入者によってその姿を秋葉原からアキバへと変えてしまったのだ。
都市の変化を個人がとめることは出来ない。ただただ見守ることしか出来ないのである。
秋葉原はどこに行くのかどこへ行こうというのか。そう思いながらこれからも長い付き合いになるであろう"アキバ"へと出発するのだった。