判決の行方は

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/09/04/13188.html
先日WinnyP2Pについてとりあげましたが、著作権法違反の罪に問われている開発者の裁判の最終弁論が終わったようです。
弁護側は「Winnyは新しい技術の開発を目的としたもので、著作権法違反を蔓延させる目的で開発したとする検察側の主張は誤り」と延べ、一貫して無罪を主張し結審したようです。
判決は12月13日とだいぶ先のようです。
開発者である金子氏は
「科学技術は素晴らしいものであるという信念に基づき、プログラムを作り、公開してきた。Winnyによる情報漏洩が問題になっているが、これは技術的に解決が可能。こうした問題を解消するバージョンのWinnyも作ってみたが、現状ではそれを公開することもできず、残念でならない」
と延べ、Winny著作権法を違反する目的で作られたわけではないことを明らかにしています。


P2P技術が誤解されていると言える現状でこの裁判の結果が今後のP2Pによるソフトウェア開発に影響を与えるのは間違いないと思われる。
著作権と科学技術の兼ね合いがどう帰結するのか行く末を見守っていきたいと思っている。